クラブ紹介

部長あいさつ

田中部長  松岡先生の学長就任により、縁あって水泳部長を引継ぎまして、早8年が過ぎました。色々ありましたがあっと言う間に過ぎていました。私にこのような大役が務まるかとの不安の中で、今まであまり縁のなかった世界を見せて頂いたこと、また萩野会長、樋口監督を初め関係者の方々の温かいサポートに感謝しております。その間、今年のパリは3回目のオリンピックということになります。残念ながらオリンピックで応援に行くという願いはまだ実現しておりませんが、今後の部員達の活躍に是非期待したいと思います。
 ところで,水泳部は今年100周年を迎えます、このような大事な節目の年に、私が部長をさせて頂いていて嬉しきもあり、一方,本当に私で良いのかと自問自答をしているところではありますが、精一杯やるしかないと覚悟を決めて頑張る所存であります。大学も来年創立150周年を迎えます。大学ホームページに出ていますが、いくつかの記念事業が進んでおります。京田辺キャンパスに作られるスポーツコンプレックス建設もその事業の内の一つです。少しその間の経緯を説明させて頂きますと、2020年のスポーツコンプレックスの企画案には室内プールは計画の目玉として示されていました。ところが、2022年に出された最終案には諸般の事情で組み込まれませんでした。本当に私の不徳の致すところであります。コロナ禍で、議論されている内容がほとんど公にされない中で建設概要が決まり、我々が知るところとなった2022年には、建設費用の問題で室内プール建設案は計画から消え、先に売却した多々羅キャンパスにあった運動施設の再整備のみの計画に変わっていました。その間の議論の中では、室内プールは必要であるとの意見も強くあったと聞いておりますが、最終的には計画案から漏れてしまいました。とても残念ですが、悲願の室内温水プールはまたお預けとなってしまいました。今後は、先ず1年間京田辺のプールで練習できるように、現状の練習環境の改善に向けて最善を尽くしていきたいと思っています。
 一方、そのような不自由な練習環境の中にあって、昨年度の大学学生選手権水泳競技大会で、女子が7位となり、初めてシード校となりました。強豪校と比べても部員数がとても少ない中、快挙としか言いようがありません。今年は男子にも奮起してもらい、男女揃ってシード校になれるよう願っています。
 最後に、100年は一つの区切りであり通過点です。校祖新島は、「一年の計には穀を植え、十年の計には木を植え、百年の計にはすべからく人を植えよ」という言葉を残しています。水泳部女子も創部100年でシード校に名を連ねました。次の100年も新しい人材の育成に取り組んでいくことが重要です。コロナ禍以降,良くも悪くも学生気質もかなり変わってきたように日々感じています。指導方法を初め全てが大きく変わろうとしている中、皆さんと一緒に考えながら、次の100年を見据えて微力ながら少しでも水泳部のお役に立てればと考えています。皆様方のご支援よろしくお願い致します。

2024年4月吉日
同志社大学体育会水泳部
部長 田中 達也

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